お知らせ
広島における食文化の継承とG7を契機にした新しい食の魅力を発信! 日中協中国地区本部青年部料理コンクール受賞者決定!
広島県では、県産農林水産物の販路・消費拡大を目的に、今年5月に開催されたG7広島サミットを契機に、県の多彩な食資産を多様な主体と磨き上げるとともに、その魅力を発信する「おいしい!広島」プロジェクトを推進しています。
本プロジェクトの磨き上げの一環として、 日本中国料理協会中国地区本部主催で、若手料理人の育成や才能の発掘、そして、広島の食文化の継承を目的に広島県産の豚肉と旬の野菜をテーマにしたコンクールを8月21日(月)に開催いたしました。当日はコンクールに加え、県内の4店舗に所属する熟練シェフにより磨き上げられた県産の豚肉と野菜を使用した料理をお披露目しました。
今回、料理コンクールのメイン食材として「瀬戸もみじ」を選定。牡蠣殻を飼料に混ぜて育成されることで元気に育ち、肉本来の味わいとジューシーさを特徴とした上品質の豚肉です。
コンクールには10名の出場者が参加し、それぞれがテーマに合わせたメニューを考案し、会場での試食審査に臨みました。
名前 | 所属 | 料理名(日本語での表記) |
---|---|---|
武内 浩 (たけうち ひろし) |
中国料理煌蘭苑 (ホテルグランヴィア広島) |
新しい回鍋肉の形 |
堀ひなた (ほり ひなた) |
チャイニーズダイニング リュウ (リーガロイヤルホテル広島) |
豚ばら肉と無花果の祇園パセリソースがけパイ生地添え |
馬明 廉 (まみょう れん) |
チャイニーズダイニング リュウ (リーガロイヤルホテル広島) |
地元大崎下島をイメージした瀬戸もみじ豚の二種盛り合わせ |
西牟田 直人 (にしむた なおと) |
中国料理 李芳 (グランドプリンスホテル広島) |
豚肩ロース肉の黒酢酢豚と広島菜と豚肉の卵春捲 |
村上 貴敏 (むらかみ たかとし) |
中国料理 李芳 (グランドプリンスホテル広島) |
もみじ豚ばら肉のおこわ蒸しともみじ豚肩ロース肉の豆鼓蒸し |
竹下 慶亮 (たけした けいすけ) |
中国菜館 竹琳 | もみじ豚の蒸し物瀬戸内レモンソース ハスの(花托)仕立て |
松本 寛人 (まつもと ひろと) |
中国菜館 竹琳 | 豚肩ロース肉とパパイヤの塩麹黒胡椒炒めと豚ばら肉と野菜の巻き揚げ特製味噌ソース |
川元 海舟 (かわもと かいしゅう) |
中国料理 川菜味 | レモン酢豚と豚ばら肉の旨辛ソースがけ |
後藤 梨須武 (ごとう りずむ) |
創作中華 爸爸厨房 | 豚肉の四川煮込み |
奥田 泰地 (おくだ たいち) |
広島醉心調理製菓専門学校 | 瀬戸もみじ豚の揚げ物 2色の金沙の香り 点心を添えて |
コンクール出場者による調理風景
テーマに合わせそれぞれの菜系において食材の魅力を活かす工夫を凝らした一皿を提案。
コンクールの審査風景
審査は50点満点で行われました。調理学校の教員、メディア関係者、豚肉の生産者代表といった各業界からの審査員がそれぞれの視点で感想や質問を述べながら、採点を行いました。
審査の結果、金賞はリーガロイヤルホテル チャイニーズダイング リュウ所属 堀ひなたさんの「豚ばら肉と無花果の祇園パセリソースがけパイ生地添え」、銀賞は中国菜館 竹琳所属 竹下慶亮さんの「もみじ豚の蒸し物瀬戸内レモンソース ハスの(花托)仕立て」、銅賞は広島酔心調理製菓専門学校 奥田泰地さんの「瀬戸もみじ豚の揚げ物 2色の金沙の香り 点心を添えて」が受賞されました。
今回金賞を受賞した堀さんが考案した「豚ばら肉と無花果の祇園パセリソースがけパイ生地添え」は、テーマ食材の瀬戸もみじと県産の無花果をパイ生地で包み、堀さんの地元の食材、祇園パセリを使用した特製ソースをかけ、風味や見た目にこだわったメニューです。
堀さんは「中華がまだなかなか若い人になじみがない。こういう形の中華もあるというのを知ってもらい食べていただけたら」とコメント。
また、コンクールの審査中に、おいしい!広島プロジェクトにおける、磨き上げられた一皿が4店舗のベテランシェフによりプレゼンテーションされました。これらのメニューは11月から始まるEatrip HIROSHIMAキャンペーンの第3弾の参画店舗で提供される予定で、今後参画店舗は10店舗以上に増える予定です。
お披露目された磨き上げメニュー
テーマ食材である豚肉を活かし、工夫を凝らしたメニューに会場からも驚きの声があがりました。
「瀬戸もみじ豚の紹興酒煮込み」
「瀬戸もみじ豚と広島菜の煮込み」
「瀬戸もみじ豚3種の酢豚 瀬戸内海の風景 」
「おいしい広島飲茶」
代表 日野光総さん
テーマ食材「瀬戸もみじ」の生産者代表としてコンクールの審査に参加した広島食肉市場肉豚出荷組合「もみじ会」代表 日野光総さんは「料理人ごとの発想で、素材を生かした、いい意味で想像を裏切る味にしていただいていた」とコメントしました。
ぜひ、この機会に広島県産の豚肉を使用した中華料理を召し上がってみてはいかがでしょうか。