行ってみんさい!
食べんさい店
カジュアルに楽しむ
由緒正しき広島和牛
腕利きの料理人が、広島県産食材を用いた至高の一品を提供する「食べんさい店」。
今回ご紹介するのは、広島エアポートホテル内のレストラン『アチェロ』の「広島和牛」を使ったハンバーグです。
子どもから大人まで、誰もの頬を緩ます、おいしい体験をどうぞ。
今回の推薦者
広島エアポートホテル レストラン「アチェロ」
〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺64-25 広島エアポートホテル 1F
TEL:0848-60-8188
広島の空の玄関口である広島空港から、徒歩5分の場所に位置する広島エアポートホテル。緑豊かな広大な敷地内には、別棟コテージやウェディング施設が点在し、リゾート気分を味わえる人気の宿泊施設だ。もちろん、空港までの好アクセスな立地も魅力のひとつ。空港利用者はもちろん、非日常空間を求め、近隣の3世代ファミリーや遠来の観光客も訪れている。
ホテル館内のレストラン『アチェロ』は、ビュッフェ形式の朝食と昼食、そしてカフェタイムを満喫できる洋風ダイニング。宿泊せずとも気軽に入店でき、実績あるホテルならではの地元素材を活かした味とホスピタリティで、いつもとは少し違う特別な時間を感じさせてくれる。
『アチェロ』をはじめ、エアポートホテル内の全飲食施設を監修するのが、総料理長の大田豊さんだ。1997年に同ホテルに入社した大田さんは、洋食を中心に、和食、中華など幅広く研磨を積み、2013年に5代目総料理長に就任。現在も指揮官として動きながら、料理人としての視点から技術とアイデアを一皿ひと皿に惜しみなく注ぎ込んでいる。
「料理なのでおいしいのは当たり前だと思っています。目指すのはおいしいにプラスしてうちの料理を食べた人が『楽しい』と言って帰ってくれる料理です」と大田さん。食事を一つの娯楽と捉え、創意工夫を凝らしながら、見て食べて笑顔になれる食体験を提供してくれる。
いちおしメニュー
使用している県産品
広島和牛
広島県内で最長飼育された黒毛和種の牛肉のこと。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸を豊富に含み、柔らかな肉質と、肉本来の芳醇な香り、もたれにくい軽やかな口どけをもつ牛もいる。
「噛めば噛むほど旨みが増し、赤身でもおいしく食べられるクセのない風味は、和牛のなかでも別格ですね」と、広島和牛に惚れる大田シェフ。その味だけでなく、歴史と伝統にも注目したい。実は、広島エアポートホテルと同市にあたる三原市久井町は広島和牛の発祥地。平安時代から牛馬市が開催され、江戸時代には「日本三大牛市」まで成長し、牛の産地として大変な賑わいをみせたと伝わっている。農耕用として売買されていた牛は、その後、県北部の庄原市で食肉用として品種改良をスタート。昭和23年には、日本での黒毛和牛第1号として登録された。
地域の食文化や風土を知ることで、より一層食事の時間を楽しむことができるだろう。「広島和牛は、由緒正しい歴史と伝統を持ちます。ぜひ、その背景を知っていただいて食べていただきたいですね」と話す大田さんが放つ料理には、素材を知りつくしたが故の、鋭い美意識が冴えている。
メインディッシュには、広島牛サーロインステーキ(6200円)や、東広島市豊栄町で育てられた高光卵のオムライス(2500円)など、地元の上質素材を巧みに活かしたメニューが並ぶ。大田さんが、美味を追求し続けて完成した黒毛和牛のビーフシチュー(3500円)も見逃せない。色とりどりの旬デザートが並ぶカウンターにも心が躍る。シェフが大切にする思いやエッセンスが込められた多彩なグルメを楽しみに、わざわざ足を運びたい場所だ。
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中国料理 煌蘭苑
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Barbecue Garden
〒728-0023 三次市東酒屋町10445-3
TEL:0824-64-0202 -
馬の手
〒731-5136 広島市佐伯区楽々園4丁目7-5-101 すまいる楽々園ビル
TEL:082-922-5055 -
伊勢ヶ丘庭
〒721-0915 福山市伊勢丘6丁目22-17
TEL:084-983-1825